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3D設計
3D設計とは何か。 建築の打合せで起こる「こんなはずじゃなかった」は、図面をベースに話を進めるところから始まる。 数字で示される高さや距離、線で描かれた空間は、専門家には理解できても、住む人にとっては想像の世界でしかない。 だから私は、図面より先に 3Dで空間をつくる 。 立ったときの視線、座ったときの距離感、人と人との間合い、光の入り方、圧迫感、安心感。 完成してから「感じる」のではなく、 建てる前に、そこで生きる時間を体験する。 3D設計は、伝えるための技術ではなく、 感じるための設計 。 理解力の差による格差をなくし、認識のズレを最初から生まない。 それが、私が3D設計にこだわる理由です。

楳溪浩二 CG create
2 日前読了時間: 1分


店舗オープン
実店舗 CGモデル 新店舗オープン。 プランニングにはCGモデルを採用して 検証を行った。 外観はそのまま、一部カラーリングを変更。

楳溪浩二 CG create
6 日前読了時間: 1分


お客さんとのミーティング。テーマは「キッチン周りを使いやすくしたい」。
「上の収納を取って、新しいのにして」「真ん中に壁をつけて、その真ん中にパネルを入れて」「で、そのパネルを両側から使いたいの」「でも壁は開放的にしたいから、上の方はギュッてしたいのよね」 ……。 正直なところ、その時点で僕の頭の中には 完成形がまったく浮かんでいなかった。 なので素直に言った。「すみません、ちょっと僕の理解が及ばないので」 そこで、その場でパースを描く。手を動かしながら、線を引く。 「そう!そう!こんな感じ!!」 言葉では、なかなか通じない。いや、通じている“つもり”になっているだけのことが多い。そして、その「つもり」が、後になってトラブルになる。 新築の打ち合わせでよくある光景。議事録を取り、内容を確認し、最後にお客さんからハンコをもらう。 あれ、何のためにやっているか知っていますか? お客さんのためではありません。 施工業者(つまり自分)を守るためです。 後でクレームになった時に、「ほら、ここに書いてありますよね」「確認して、ハンコも押してますよね」と言うためだけの書類。 もちろん、必要な行為ではある。でも、それより前に もっと

楳溪浩二 CG create
12月17日読了時間: 2分


CGの可能性
CG/VR・・様々なデジタル技術が発展していく中で、どのコンテンツを採用するか、その判断は重要です。 例えば、広く一般的に活用する場合はコスト面に気を付けなければならないし、コストを下げすぎて品質まで低下させることになると。これまた本末転倒・・・。 その為には、多くのソフトの特徴を知り、できることできない事を勉強して どのような組み合わせが最適なのか探る必要がある。 どんどん進化を続けるAI技術もさることながら、日進月歩、私も頑張らなくては・・・ GoogleMAPにCGモデルを乗せてみる。

楳溪浩二 CG create
11月30日読了時間: 1分


「伝える」と「伝わる」の間にある壁
今日は、数年前に申請業務のみを担当したお客様のもとを訪ねた。相談は「部屋の音漏れ」で、これは適切な防音処理で解決できる見込みだ。しかし、何気なく尋ねた「他に気になるところはありますか?」という質問から、改めて建築という仕事の難しさを感じる時間になった。 「この柱、こんなに邪魔になるとは思わなかった」「白い床はきれいだけど、こんなに汚れやすいとは知らなかった」 お客様はそう語られた。そして最後に、「あなた方設計士は図面を見れば理解できるけど、私たち素人には分からないのよ」と静かに言われた。 その言葉が胸に刺さった。私たちは“伝えたつもり”になっている。一方でお客様は、“信頼している設計士だからきっと理想を叶えてくれる”と信じている。そのすれ違いが、完成後の「こんなはずじゃなかった」を生んでしまう。 私はその瞬間、 自分の営業力不足 を痛感した。もし私が掲げている「3DCG設計」や「VRプレゼン」を導入していれば、建物の空間や質感を“感じながら確認する”ことができ、このようなトラブルはほとんど起こらなかったはずだ。 図面や言葉では伝わらない“空間の温

楳溪浩二 CG create
11月12日読了時間: 2分


会社案内パンフレットを更新しました。
この度、数年ぶりに会社案内パンフレットを更新しました。 ここ数年、私たちは日々の実務を通して、「建築におけるCGの役割とは何か」「事業として社会に貢献できる形とは何か」「自分たちはどのポジションに立つべきか」という問いを、深く考え続けてきました。 その結果、以前のパンフレットが示していたメッセージは、現在の私たちの事業の広がりと思想には、少しそぐわない部分が見えてきました。 そのため、今回の更新に至りました。 しかし、更新した内容は “以前より伝わりにくい” と感じている 正直なところ、今回のパンフレットは、 以前のものよりもわかりにくいかもしれません。 その理由は、とても単純です。 私たちが扱っている領域が、まだ世の中に言葉として定着していないから。 メタバース建築 3DCGによる空間体験 包括的なコミュニティデザイン インクルーシブ教育 これらは、ようやく社会が「必要だ」と言い始めたばかりの分野です。 つまり、 理解されにくいのではなく、そもそも世の中に “言葉” がまだない。 それを実感しました。 そして、それが今回の更新の 最も大きな気づ

楳溪浩二 CG create
11月12日読了時間: 2分


ロゴが新しくなりました
この度、弊社のロゴマークを新しいデザインへと更新いたしました。 左がこれまで使用していたロゴ、右が新しいロゴです。 旧ロゴは、 「暮らしを整える」 という思いを象徴したものでした。家のラインと植物を組み合わせることで、生活に寄り添い、丁寧に設計する姿勢を表していました。 しかし、近年の事業領域は、 建築3DCG / メタバース / 建築設計支援 / 地域文化の継承 へと広がり、私たちが担う役割は「暮らしを整える」だけにとどまらなくなりました。 建築の“見える形”をつくるだけでなく、その奥にある 価値・記憶・意味 を「見える・感じられるかたち」に変換すること。そこに、私たちの使命があると感じています。 新ロゴに込めた想い 新しいロゴは、 立体の住まい が円環の中に包まれています。 この円は「完成している円」ではなく、視点によって 見えていない部分を想像させる円 です。 それは、 建築は図面だけでは完結しないこと 空間は人が入って初めて“生きる”ということ そして未来は、いつも未完であり続けること を象徴しています。 家の立体形状は、ただリアルに見

楳溪浩二 CG create
11月10日読了時間: 2分
Single-story new construction plan
平屋新築プラン Finding Light in Everyday Life Everyday life seems to flow in the same way,yet no two moments are ever the same. The angle of the morning light,the steam rising from a cup,the scent of the passing breeze,and someone’s laughter. Each of these is a fragment of time —a gentle reminder that we are alive,quietly wrapping around us without our noticing. What appears in this videois not an extraordinary event,but a simple moment from daily life.And yet, within it lies a cert

楳溪浩二 CG create
11月4日読了時間: 2分


「伝える」よりも「感じる」──老舗鉄板焼き店の改修設計に込めた想い
(和)をモチーフにしたデザイン このたび、岡山市にある老舗鉄板焼き店の 店舗改修設計 を担当させていただきました。 一般的な設計の進め方では、「現地調査 → 既存平面図作成 → 改修提案 → プラン説明」といった流れが一般的です。ですが、私の場合は少し異なります。 私は、 「現地調査 → 現状図作成 → 改修後の3Dモデル制作」 という形でプロジェクトを進めます。 違いは、プランに対して 説明をしない という点です。だから、基本的に 対面での打ち合わせも不要 ですし、言葉のすれ違いによる認識のズレも起こりません。 これは、私のモットーである**「伝えるより、感じる」**という考え方に基づいています。 どれだけ丁寧に資料を作っても、どれだけ精巧な3DCGのパースや動画を用意しても、私が制作する VRコンテンツの没入感とリアリティには敵わない と感じています。 だからこそ、そこに 言葉はいらない のです。 感じたことが、すべて。 それが、私の建築設計における信念です。

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11月3日読了時間: 1分


メタバース・ラジオ番組HABINA TALKに出演しました 🎙️
先日、メタバース・ラジオ番組 「HABINA TALK」 に出演させていただきました。テーマは「建築とメタバース」。 番組の中では、私が取り組んでいる 建築3DCG・VR・メタバース空間設計 についてお話ししました。図面や言葉では伝えきれない「光の入り方」「空間の広がり」「動線の感覚」を、メタバース上で実際に体験できるようにすることで、施主と設計者のギャップを埋めることができます。これは、建築のクオリティや満足度を大きく高める重要なポイントです。 さらに、建築分野にとどまらず、 防災シミュレーション (避難経路や人の動きを可視化) 教育分野 (支援学校でのVR授業や作品展示) 地方と在宅ワークの可能性 (距離を超えて建築を共有できる) といった応用についてもお話ししました。 建築は「モノをつくる」だけではなく、「体験をつくる」時代へ。メタバースと3DCGの可能性を、改めて深く考えるきっかけとなりました。 番組の内容は、えのきだけさんが丁寧にまとめてくださっていますので、ぜひご覧ください👇 https://metaverse000.com/2

楳溪浩二 CG create
10月28日読了時間: 1分


中学校での講習の準備に行ってきました
明日は「建築士の仕事と3DCG」という講習の日。 今日は事前準備で学校に伺いました。Chromebookの設定やモニター調整といった細かな作業は、ほとんど教職員の方々が整えてくださり、私は確認をする程度。本当に多くの協力に支えられていることを、あらためて実感しました。 この講習も、気がつけば今年で4年目。 続けてこられたのは、支えてくださる先生方、そして「学びたい」と手を挙げてくれる生徒さんたちのおかげです。実はこの数年、事業を継続するかどうか悩んだ場面も少なくありませんでした。だからこそ、今こうして教壇に立てるのは決して当たり前ではなく、多くの人の支えの結果だと心から感じています。皆さんに、本当に感謝します。 そして今、私の頭の中にあるのは――「どうやって生徒たちを笑わせようか」ということ。 専門的な話や技術の説明も大切ですが、まずは場が和んで、生徒たちが「今日は楽しかった」と思える時間にしたい。学びと笑いを両方届けられるのが、きっと一番の講習だと思うのです。 明日も、感謝と遊び心を忘れずに。

楳溪浩二 CG create
10月28日読了時間: 1分


HPリニューアルしました
このたび、ホームページをリニューアルしました。 建築3DCGやメタバース、VR/ARを通じて「伝えるのではなく、感じてもらう」ことを大切に歩んできましたが、その想いをより分かりやすく伝えられるよう、デザインや内容を見直しました。 リニューアルのテーマは 「未来への扉」 。まだ形にならない建築や空間を、リアルに、そして直感的に感じてもらえるように。30年の経験と知識を土台に、細部にこだわり抜くことで「神は細部に宿る」という理念を体現し、他にはないリアリティを届けたいと思っています。 今回のリニューアルを通じて、 これまでの実績やサービスをより分かりやすく紹介 事前相談やオンラインでの打ち合わせもスムーズに 最新の活動やプロジェクトも発信 できるようにしました。 ホームページは、私たちにとって「ただの名刺」ではなく、 共に未来を描くための入り口 です。ぜひ一度ご覧いただき、ご意見やご感想をいただければ嬉しいです。

楳溪浩二 CG create
10月14日読了時間: 1分

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