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会社案内パンフレットを更新しました。

この度、数年ぶりに会社案内パンフレットを更新しました。

ここ数年、私たちは日々の実務を通して、「建築におけるCGの役割とは何か」「事業として社会に貢献できる形とは何か」「自分たちはどのポジションに立つべきか」という問いを、深く考え続けてきました。

その結果、以前のパンフレットが示していたメッセージは、現在の私たちの事業の広がりと思想には、少しそぐわない部分が見えてきました。

そのため、今回の更新に至りました。

しかし、更新した内容は “以前より伝わりにくい” と感じている

正直なところ、今回のパンフレットは、以前のものよりもわかりにくいかもしれません。

その理由は、とても単純です。

私たちが扱っている領域が、まだ世の中に言葉として定着していないから。
  • メタバース建築

  • 3DCGによる空間体験

  • 包括的なコミュニティデザイン

  • インクルーシブ教育

これらは、ようやく社会が「必要だ」と言い始めたばかりの分野です。

つまり、理解されにくいのではなく、そもそも世の中に “言葉” がまだない。それを実感しました。

そして、それが今回の更新の 最も大きな気づき です。

伝わらなさは、失敗ではなく “時代より半歩先に立っている証”

人は、理解できないものを「まだ受け取る準備ができていない」と言います。

でも、だからこそ必要なのは、丁寧に伝え続けること。

パンフレットは完成しましたが、伝える旅はまだ途中です。

言語化は、これからもっと磨いていける。むしろ、今がそのスタートラインだと思っています。

建築とは、空間をつくる仕事であると同時に、未来の“当たり前”をつくる仕事でもある

メタバースや3DCGが「理解されにくい技術」から「当たり前の設計プロセス」になるまで、私たちはその橋渡しをしていきます。

インクルーシブな教育も同じです。

誰もがアクセスできる未来。可能性に制限のない未来。それを建築と技術で支えること。

それが、私たちの事業の核であり、使命です。

**まだ言葉は追いついていない。

しかし、思想と行動は確かに進んでいる。**

だからこそ、今は「伝わらない」と感じていることを、私は 後退ではなく、前進の証として受け取っています。

これからも、言葉と形をそろえながら、焦らず、丁寧に、社会に根づかせていきます。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

CGcreate / 楳溪浩二

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