会社案内パンフレットを更新しました。
- 楳溪浩二 CG create

- 11月12日
- 読了時間: 2分
この度、数年ぶりに会社案内パンフレットを更新しました。
ここ数年、私たちは日々の実務を通して、「建築におけるCGの役割とは何か」「事業として社会に貢献できる形とは何か」「自分たちはどのポジションに立つべきか」という問いを、深く考え続けてきました。
その結果、以前のパンフレットが示していたメッセージは、現在の私たちの事業の広がりと思想には、少しそぐわない部分が見えてきました。
そのため、今回の更新に至りました。
しかし、更新した内容は “以前より伝わりにくい” と感じている
正直なところ、今回のパンフレットは、以前のものよりもわかりにくいかもしれません。
その理由は、とても単純です。
私たちが扱っている領域が、まだ世の中に言葉として定着していないから。
メタバース建築
3DCGによる空間体験
包括的なコミュニティデザイン
インクルーシブ教育
これらは、ようやく社会が「必要だ」と言い始めたばかりの分野です。
つまり、理解されにくいのではなく、そもそも世の中に “言葉” がまだない。それを実感しました。
そして、それが今回の更新の 最も大きな気づき です。
伝わらなさは、失敗ではなく “時代より半歩先に立っている証”
人は、理解できないものを「まだ受け取る準備ができていない」と言います。
でも、だからこそ必要なのは、丁寧に伝え続けること。
パンフレットは完成しましたが、伝える旅はまだ途中です。
言語化は、これからもっと磨いていける。むしろ、今がそのスタートラインだと思っています。
建築とは、空間をつくる仕事であると同時に、未来の“当たり前”をつくる仕事でもある
メタバースや3DCGが「理解されにくい技術」から「当たり前の設計プロセス」になるまで、私たちはその橋渡しをしていきます。
インクルーシブな教育も同じです。
誰もがアクセスできる未来。可能性に制限のない未来。それを建築と技術で支えること。
それが、私たちの事業の核であり、使命です。
**まだ言葉は追いついていない。
しかし、思想と行動は確かに進んでいる。**
だからこそ、今は「伝わらない」と感じていることを、私は 後退ではなく、前進の証として受け取っています。
これからも、言葉と形をそろえながら、焦らず、丁寧に、社会に根づかせていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
CGcreate / 楳溪浩二



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